ヘッドランプクリーニング(リペア)


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DIYでも対処できるヘッドランプ(ライト)クリーニング&リペア方法について

■表面コート剤劣化による白化・黄ばみをクリーニング

ポイントを挙げておきます。繰り返しになりますが、基本的には除去は研磨ですが、研磨して綺麗になってもそのまま放置はしない!その時は綺麗でも、コート剤が無い状態、または薄い状態で使用しますと、劣化が早くなったり樹脂劣化で修復不能になるケースがあります。必ずコーティングとセットで行いましょう。

レンズ表面の研磨

手磨きでも構いませんが、機械研磨の方が楽です。しかしながら機械研磨はやりすぎてしまう恐れなどもありますから長所短所それぞれと言った感じです。

研磨に関して気を付ける点は手磨きでも機械磨きでも、力の加えすぎ(オーバープレス)とそれに伴う熱による変形に十分注意して作業しましょう。

作業対象のレンズはプラスチックです。ボディー塗装と比較すると傷も入りやすく、熱にも弱く力を加えれば容易に変形してしまう可能性がある部品です。たとえ手作業であってもがむしゃらに擦ると部分的に焼きつきによる変形や変質が起こる可能性もあります。

コンパウンド・パッド選定

DIY作業と言うことで多くは求められませんが、汚れ落とし・ダメージ層除去用の細目コンパウンドと仕上げ用の超微粒子以上のコンパウンドの2種類が必要です。パッドに関しても中目程度のスポンジパッドと仕上げ用の微粒子ウレタンスポンジパッドがあるといいと思います。

目に関しては選ぶのが大変ですし、変に溶剤やシリコンが多かったりするとコーティング時の工程に悪影響を及ぼしますので、3Mの細目コンパウンド、仕上げにはウルトラフィーナHG推奨しておきます。

機械(ポリッシャー)研磨の場合

機械研磨の場合シングルアクションポリッシャーでも作業が可能で効率も仕上がりもいいですが、熱が発生しやすく大変リスクが大きいです。慣れていない場合はやめた方が賢明です。

ポリッシャーはランダムオーピッド(マキタBO5030)、ダブルアクション(コンパクトP150)などが好ましいです。ただこれらのポリッシャーでも動きを止めても加圧等に注意して作業することが必要です。

バフやコンパウンドの選定は手磨きと同様と思って頂いて差支えないと思います。

プラスチック表面変質の様子

一番多い表面コート剤の劣化がこのような状態で、ひどくなると白化・黄ばみが目立ち始めます(アップ)

ヘッドライトレンズの劣化の様子

日中は目立たなくともヘッドライト点灯時にあれ?と思った人も多いのではないでしょうか。このような状態から表面劣化は始まり、剥離部分が大きくなり、白化・黄ばみが進み、樹脂劣化へと移行します。

研磨後

勝手ながら私はシングルポリッシャー使いなので、シングルポリッシャで左右5分程度で完了させました。軽度の劣化だったので短時間で済みました。手磨きでも20分もあれば2工程でこの程度に仕上げることが可能なはずです。

ヘッドランプクリーニング後 

同じアングルで撮影したかったのですが、私の撮影能力が低いためどうしても、クリーニング後のレンズは対象物がないためピントが合わず比較画像として不適切ではありますが、キレイになったことはお分かり頂けるでしょうか?

コーティング工程

この状態で満足してはいけません。次は保護するためのコーティング工程なのですが、ボディー用のガラス繊維系コーティングを多頻度で(洗車毎)に使用する、もしくは無機硬化系ガラスコーティングで保護する必要性があります。

ガラス繊維系コーティング

ケイ素を主体としフッ素とセルロースを重合させた酸化劣化が少ないコーティング剤で、ブリスXなんかは結構有名なガラス繊維系コーティングです。他には性能重視ならクリスタルガード・プロナノ黒がお勧めです。割高なのでボディー用と兼用にして使用すると便利かと思います。

無機硬化系コーティング

常温で本当に硬化塊を形成することが出来るコーティング剤で、保護能力や耐久性は非常に高くレンズ研磨後の保護には最も適しているのではないかと思います。

ただし種類が多く溶剤で加速反応させているタイプ等も多いため、後の状態が心配であるという点もあります。この手の製品のデメリットは被膜が強靭で厚みも出せる分、失敗した時のリカバリーが困難であるという点につきます。

代表製品としてはホイールクリスタル等が良。ただ最もお勧めは無溶剤で膜厚が取りやすいこっちのコーティング剤なのですが、価格に難点があります。ホイールコートを行う予定があれば迷わず購入です。

コーティングの施工方法

ガラス繊維系は塗って拭き取るだけです。クリスタルガード・プロナノ黒は一定の放置時間後に拭き取ります(ボディーと同じ扱いで)

問題は硬化系の扱いなのですが、レンズには若干定着が悪いので工夫が必要です。熱や放置時間を長くするなどの対応が必要なのですが、やりすぎると固まって取れなくなるので難しいです。硬化反応要素は湿度(水)・熱・触媒です。

目安として夏場は10分が放置限界、冬場は15分が放置限界(直射日光下は絶対禁止)という安全基準が自分の中であります。また寒い時はレンズ表面を40度前後まで温めてから塗るなどの工夫も良いと思います。

塗り方は、スポンジなどで出来るだけ薄く伸ばします。これだけです。でもって、塗ったら一定時間放置し→拭き取りで完了ですが、拭き取った後再度同じ工程を繰り返し重ねがけをすることをお勧めします。

コーティングによっては濡れたクロスで仕上げることが厳禁とされていますが、推奨のコーティング剤に関しては仕上げで濡れ拭きをつかってもOKです。(最終的に水分は残さないようにしてください)この辺りは製品の注意書きに従ってください。

硬化系コーティング後は最低1日雨にぬれないようにしてください(水滴が残った状態で放置しないようにしてください)硬化反応ムラが出る可能性があります。

コーティングに関して詳しく知りたい人は洗車コーティング実験室へどうぞ。全部読むのにかなりの時間を要すると思いますが、知りたい場所だけ読むといいかと思います。


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