レンズの汚れとダメージの種類


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レンズ表面の曇り・白化・黄ばみの主原因についての分析

■ダメージや汚れの種類

せっかくのHIDもヘッドランプレンズが汚れていたり、くすんでいると台無しです。レンズの汚れやダメージには除去可能なもの、困難なもの、不可能なもの等ありますので、まず 汚れORダメージの知識を頭に入れてから作業工程に入ります。

表面ハードコートの劣化

これが一番起こる可能性が高く、多くのヘッドライトレンズは多かれ少なかれ表面コート膜にダメージは入っています。この層が劣化してくるとヘッドライト点灯時に表面に斑のようなものが見えたり、白化、黄ばみの原因になります。

取り除くことによって透明度を取り戻すことが可能ですが、取り除くだけでは表面の被膜が無くなり、今度は樹脂が直接的にダメージを受けてしまいますので、無機硬化系のコーティング剤などで保護する必要性があります。

一見樹脂劣化と判断が付かないですが、樹脂劣化の場合は研磨などの除去作業を行っても効果が薄かったり、全くと言っていい程、効果が望めないことから判断がつくと思います。

ハードコートを透過した樹脂劣化

以前にヘッドライトクリーニングをしたまま、何も保護しない状態で放置した場合や、UVカットガラスを使っていないHIDバルブを装着した場合などはヘッドライトのレンズそのものが劣化変質します。

状態は様々で、白化、黄ばみ、クモの巣状の細かいヒビのようなものが入るなどです。

製品自体の品質にも大きく左右されますが、現在のヘッドランプのレンズはガラス製ではなく樹脂=プラスチック製なので、この現象は避けられない問題にもなってきています。

クリーニングを行った後は適切な処置を施すか、むやみに怪しいHIDランプを装着しない、等の対策があげられます。

溶剤によるダメージ

溶剤とは様々な物を指しますが、一番身近でヘッドランプレンズに付着する溶剤と言えば「コーティング剤やワックス」に含まれる溶剤でしょう。または強いものとしては、脱脂剤・下処理剤は溶剤濃度が高く攻撃性も高いのでレンズ樹脂、またはコーティング層に与える影響も少なくないです。

普段から使用しているワックスやコーティング剤に溶剤・研磨剤が含まれている場合は要注意で、ヘッドランプに塗らずとも(塗った場合はなおさら)拭いたときに付着する僅かな量でも、ボディーの塗装のように厚くないので、回数の蓄積でダメージが加わります。

レンズ内側結露汚れ

これは製品自体の気密が悪かったり、バルブ(電球)のパッキンなどに問題があり、レンズ内側が慢性的に曇った状態が続き、水分に汚れが付着することによって生じる現象です。

ヘッドライトは表面レンズが分割するものであれば単体交換も清掃も出来て便利なのですが、外れないものも多く、バルブの穴から清掃するのも非常に困難で、不十分な状態で清掃すると余計に汚れが目立ってしまったりします。

品質不良による状態異常

これは非常に判断困難なのですが、中には製造工程で樹脂やコーティング、またはその処理に不良があってレンズが曇ったりクモの巣状の細かいヒビが入ったり、歪みやコート剤の垂れなどが確認出来たりと様々です。

特にレンズ内部にダメージが加わる場合は、レンズの接着剤やパッキン類の溶剤が熱などの要因で溶けだしたり、蒸発したりすることによってレンズ樹脂、コーティング被膜にダメージを与えている場合が多いようです。

車に保証が残っている場合は、気がついたらすぐに販売店に相談してみるのが得策でしょう。自分で手を加えるのはそれからでも遅くないでしょう。変にいじると保証が効かなくなるケースもあります。

まとめ

以上がヘッドランプユニットのレンズ面の汚れやダメージによる外観不良の原因一覧です。次のページは対策の実践編です。


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