意味、構造・作動原理


スポンサードリンク
ディスチャージ(HID)ランプの意味や簡単な構造、作動原理、応用されている分野の小話。

HIDヘッドランプってなに?

HID(エイチ・アイ・ディー)とはHigh Intensity Discharge lampの略であり、自動車用語として使う場合は主にHIDヘッドランプ(前照灯)、フォグランプ(前部霧灯 )を指す 。

以前はキセノンガスが封入されていることからキセノンランプ(正しくはキセノンアーク灯)と呼ばれることが多かったのですが、現在の自動車業界ではHIDやディスチャージと表現されることがおおいです。これらは広義には同じ意です。

本来の意味は高圧放電灯全般を指し、自動車業界だけではなく照明を必要とする多くの業界で重宝されているます。高圧水銀灯、メタルハライドランプ(メタハラ)、高圧ナトリウムランプなども一括りでHIDランプと呼ぶことができます。

ディスチャージの簡単な原理

フィラメントを発熱させることによる白熱発光ではなく、蛍光灯に近い「放電」による発光形態をとっているのがHIDランプの特徴です。

ヘッドライトスイッチONでバッテリー電源より、純正品で言うところのライトコントロールユニット=バラストユニットの内部コンバーターによって昇圧され約20000Vの高電圧を作り出します。

HIDヘッドランプバルブ(バーナー)の電極に高電圧を瞬間的に印加されると発光管内に高圧封入されたキセノンガスが電離しアーク放電が始まります。

放電が始まると発光管内が高温になり、封入されていた金属ヨウ化物(ナトリウム・スカンジウム)が蒸発し、金属原子とヨウ素原子に解離します。このときに金属原子が励起されて発光する・・・と言うのがHIDランプの発光原理です。

温度が安定するまで色も安定しないのはこういった放電→温度上昇によるプロセスがあるため金属元素のスペクトルが安定するまで発光色(色温度)も安定しない為です。

様々な分野で活躍しているHIDランプ

太陽光に近い色温度を演出することができますので、当初最も重宝されたのは映像の分野と言われており、次いで夜間工事などで屋外でも膨大な光を必要とする建設の分野、自動車の分野は意外と応用分野に入る部類で参入したと聞いています。


スポンサードリンク
フィード